ハムスターのマーキングにはどんな意味があるの？臭いの？
外を歩いているとよく見かける犬の散歩。
犬は臭いを嗅いでよく電柱におしっこをかけていますよね。
みなさんも知っていると思いますが、
あれは縄張りを主張するためのマーキングです。
同じようにハムスターも縄張り意識の高い動物ですが、
みなさんはハムスターが
マーキングしている所を見たことがありますか？
おしっこはトイレでしてくれるので、
犬のようにおしっこでマーキングしている気配は無し。
いったいどうやって、どんな理由があって
マーキングしているのか気になりますよね！
今回はそんなハムスターのマーキングについて
紹介していきます！
ハムスターはマーキングをするの？
最初にも書きましたが、
ハムスターは縄張り意識の高い動物です。
なので、もちろんマーキングはかかさずしています！
「でもうちの子のそれっぽい行動を見たことが無い……」
そんな人もいると思います。
安心してください。
ハムスターはあなたの目の前で
毎日のようにマーキングをしています！
どのようにしてマーキングをしているのか、
まずはその方法を見ていきましょう。
ハムスターにある臭腺
ハムスターには臭腺という
自分の臭いを出す器官があります。
ですので、犬のようにおしっこでマーキングしなくても、
臭腺から出す分泌液でマーキングできている訳です。
臭腺はオスメスに関わらずありますが、
オスの方が臭腺が発達しています。
臭腺はどこに？
肝心の臭腺ですが、
実はジャンガリアンとゴールデンで位置が違います。
ジャンガリアンの臭腺
ジャンガリアンの臭腺はお腹にあります。
生殖器の少し上、
ちょうどおへそのような所が臭腺になっています。
ゴールデンの臭腺
ゴールデンの臭腺は
背中寄りの両脇腹に2か所臭腺があります。
ハムスターはよく身体をひねって腰あたりを
なまめかしいポーズで毛づくろいしていますが、
丁度その時に口でハムハムしているあたりが臭腺です。
マーキングの仕方
ハムスターのマーキングはとても簡単！
身体をスリスリと目的の場所へこすりつければ完了です。
この時ちょっと面白いのがジャンガリアンハムスター。
ゴールデンは臭腺が背中寄りにあるので簡単ですが、
ジャンガリアンはお腹に臭腺があるので
外に出すと奇怪な行動をとる事が！
私が飼っていたジャンガリアンは
外に出すと襖のある1cmほどの段差へダッシュ。
片側の足だけ段の上に乗せ斜めになり、
片輪走行のように丁寧に角へ臭いを付けていました。
臭腺の存在を知るまでは
「なぜこの子はこんな不思議な行動をするんだろう？」
とおおいに悩ませてくれた思い出があります（笑）
ケージの大掃除をした直後や新しいグッズを入れた時、
ケージの外にお散歩させた時などに見かけることが多いですね！
小さな身体で、一生懸命スリスリする姿は
とても可愛らしいです♪
マーキングをする意味
マーキングといえば1番は縄張り主張ですが、
ハムスターには他にもマーキングをする理由があります。
それは異性に対するアピール！
ハムスターは視力が弱く、
残念ながら好みの相手を顔で選ぶ事は出来ません。
その代わりに発達しているのが耳と鼻。
マーキングの為に臭腺から出す分泌液によって、
「イケメン（美女）のにおい！」と思い、
ハムスターは恋をしているのかも知れません。
マーキングのにおい
縄張りや異性の為にせっせとマーキングする訳ですが、
そうなると臭いも気になりますよね。
正直なところおしっこ程ではありませんが
やはり臭いは気になると思います。
発情するとマーキングも激しくなるので、
掃除しているのに臭いが強くなったと思う場合は
発情期の可能性があります。
ちなみにメスは4日に1度ペースで発情期がきますが、
オスは年中無休で発情中！
その点でもオスの方が臭いの強い事が多いです。
まとめ
今回は、ハムスターのマーキングについてご紹介しました。
それでは最後にまとめていきます！
■ハムスターはマーキングをする？どんな意味がある？
- オスメス両方ともマーキングはする
- 縄張り主張のため
- 異性へのアプローチのため
■マーキングの方法と臭腺について
- 臭腺から出た分泌液を壁などにつける
- 臭腺はオスの方が発達している
- ゴールデンの臭腺は背中寄りの両脇腹
- ジャンガリアンの臭腺はお腹
■マーキングのにおい
- おしっこ程ではないが臭う
- 発情期は特に臭いが強くなる
ハムスターにとってマーキングは立派なお仕事。
臭いが気になる事もあるかもしれませんが、
ハムスターを飼う上では仕方のない事です。
臭いが嫌だからといって頻繁に掃除してしまうと
縄張りが分からず混乱したりストレスになるので、
ある程度は我慢してあげてくださいね♪
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