ハムスターが手から逃げる!手乗りにして触るには?
ハムスターを飼い始めた人のほとんどは、
「ハムスターは飼い主の手に乗ってなでなで可愛がられるもの」
というイメージを持っているのではないでしょうか。
たしかに、漫画やアニメで描かれるハムスターは、
人間の手の平の上でヒマワリの種を持ってニッコリ♡
というものが多いので、
「ハムスターってそういうものなのね~!
私の手にもぜひ乗って欲しい!」
という憧れを持つ方もいます。
ですが、いざ飼ってみると…?
なかなか上手くいかないものなのです。
さて、今回はハムスターを手乗りにするには
どうしたら良いのかというテーマです。
目次
1.どうして逃げちゃうの?
ハムスターに手に乗って欲しいのに、
ケージに手を入れると逃げて巣箱に隠れちゃう…
というあなたにお知らせです。
飼い始めたばかりのハムスターが、
いきなり人間の手に乗ってくるということは、ほぼ100%ありません。
なぜなら、ハムスターがとても警戒心の強い動物だからです。
考えてみて下さい。
突然知らない家に連れてこられて、
得体の知れないものが迫ってきたら?
怖いですよね?怖すぎませんか?
もちろん個体差はありますが、
手乗りにしたいなら
それなりの時間をかけて慣れさせる必要がある、
ということなのです。
2.手乗りにするにはどうしたら良いの?
ハムスターに手に乗ってもらうためには、
いくつか段階を踏んで、
少しずつ「人間の手は怖くない」ということを
覚えてもらわなければなりません。
では具体的にどうしたら良いのか、
大まかに分けて5つの段階がありますので
解説していきます!
①環境に慣れさせる
先述の通り、飼い始めたばかりのハムスターは
とにかく怯えていますので、
まずは新しい家に慣れさせることを優先します。
エサやりや水替えなど最低限のお世話だけにして、
あとは構わずそうっとしておきましょう。
②飼い主のニオイ&声=ごはん と覚えさせる
あなたがケージに近づいたり物音を立てても
隠れてしまわなくなったら、
少しずつ「飼い主」の存在にも慣れさせていきます。
ごはんをあげる時に名前を読んでみましょう。
それを繰り返すうち、
「この声がしたらごはんだ!」
「このニオイはごはんを運んでくる何者か(手)のものだ!」
ということを覚えてくれます。
③手から食べ物をあげてみる
飼い主の声と手のニオイを覚え、
手は怖いものではなくごはんを運んでくるもの
と認識すると、
声やニオイに反応して
寄ってきてくれるようになります。
そこまできたら、手から直接食べ物を与えてみましょう。
あくまでもこちらからグイグイいかず、
自然とハムスターが寄ってくるまで待ちます。
④手の平に乗せた食べ物を食べさせる
手から直接食べ物を受け取ってくれたら
もうこちらのもの!!
食べ物を手渡しするのではなく、
手の平に食べ物を置き、
そこにハムスターが乗ってきてくれるのを待ちます。
初めは食べ物だけとって
すぐに逃げてしまうかもしれませんが、
徐々に手の平の上で食べてくれるようになるでしょう。
⑤食べ物なしで手の平に乗ってきたらご褒美をあげる
食べ物につられて手に乗ってくるようになったら、
今度は何も乗せていない手の平を差し出してみます。
ハムスターが乗ってきたら
ご褒美に食べ物をあげて下さい。
躊躇せず手の平に乗ってくるようになったら
優しくなでてみても良いでしょう。
以上の手順のように少しずつ慣らしていくと、
ご褒美なしでも自然と手に乗ってくるようになります。
なかなか根気が必要ですが、
ハムスターは警戒心が強いの同時に、好奇心旺盛な動物でもあります。
新しい飼育環境に慣れた後は、
ほとんどのハムスターは人間の手にも興味を示すようになります!
気長に頑張ってみて下さいね♪
3.手乗りにするのはハムちゃんのため
「もともと触られるのは好きじゃないのに、
手に乗せようとするなんて飼い主のエゴじゃん!」
そう思う方もいるかもしれません。
たしかにハムスターが手に乗ってくれるようになると、
飼い主としてはとても嬉しく、愛しさも増しますよね!
ですがそれだけではないのです。
ハムスターの健康管理には
毎日の健康チェックが大切ですが、
人間に体を触らせないハムスターは
十分なチェックができません。
動物病院で診てもらう必要がある場合も、
触られることに慣れているハムスターと
そうでないハムスターでは
ストレスの感じ方も違ってくるでしょう。
つまり、人間に触られることに慣れておいた方が
ハムスターにとっても良いということが言えるんです!
4.まとめ:とにかくゆっくり焦らずに!
今回は、ハムスターを手乗りにするためには
どうしたら良いか、お話ししてきました。
ではまとめていきます!
- ハムスターがとても警戒心の強い動物だから
- 手乗りにするためには時間をかけて慣れさせることが必要
■手乗りにするためには?
- 環境に慣れさせる
- 飼い主のニオイ&声=ごはん と覚えさせる
- 手から食べ物をあげてみる
- 手の平に乗せた食べ物を食べさせる
- 食べ物なしで手の平に乗ってきたらご褒美をあげる
■手乗りにするのはハムスターのためでもある
- 毎日の健康チェックは手乗りの方がしやすい
- 動物病院で診察を受ける際、触られるのに慣れていた方が
ストレスが少なくて済む
「ハムスターを飼ったならやっぱり手乗りにしたい!」
というのが飼い主の心情でしょう。
お話してきた通り、
それは飼い主の楽しみのためだけでなく、
ハムスター自身のためにもなることです。
ですが、早く慣れさせようと
嫌がるハムスターに無理矢理触ったり、捕まえたりするのは逆効果!
「人間は怖いもの」と
思わせることになりかねません。
時間はかかっても少しずつ慣れさせて、
手に乗ってくれるまで気長に頑張りましょう。
飼い主の楽しみと愛ハムの健康、双方のメリットのため、
あなたの愛ハムが無事に手乗りになりますように…
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