ハムスターが弱ってる!原因は?食べ物はどうすればいいの?
ハムスターも生き物なので、
いつも、いつでも元気でいるとは限りません、
むしろ体が小さくデリケートなところがあるので、
「何かいつもと違う」「弱っている」と感じた時は、
そのままにせず、原因に合わせて対応してあげることが必要です。
今回はハムスターが弱っている原因や、
その際にお世話してあげる食べ物などについて
ご紹介していきます!
変化を感じたら早めの対応を!
ハムスターの体調の変化を感じたら放って置かず、
また「2〜3日様子を見よう!」とせずに、
早めに対応してあげることが、
その後のハムスターの健康には大事です。
ハムスターはもともと自然界では捕食される側の生き物のため、
弱った姿を見せることは、
「狩るチャンスですよ」と言っている様なもので、
命の危険にさらされます。
なので、どこか体調が悪くても本能的に平然を装います。
つまりそんなハムスターなのに人の目から見ても
「体調が悪そう」と分かると言うことは、
その時点でかなり悪い事態になっていることが多いのです。
ハムスターが弱っている原因と対応
ハムスターが弱っている原因は大きく分けて
- 環境
- 病気や怪我
- 老化
です。
1つずつ詳しく見ていきましょう!
1、環境が原因
ケージが置かれている部屋やケージ内の環境で
問題がある場合があります。
ケージの置かれている部屋の環境に関しては
- 温度
- 湿度
- 振動や騒音
が適切な状態に無いと、問題となります。
ハムスターが快適に暮らせる温度は20度〜26度です。
大型のハムスターの方が暑さに弱いので、
20度前半を維持してあげると多でしょう。
暑すぎると熱中症に、寒すぎると冬眠状態になります。
湿度は40%〜60%が快適に過ごせます。
40%以下だと呼吸がしづらくなり
60%以上だとケージ内を衛生的に保つのが難しくなります。
またケージを置く場所は、
ハムスターに直射日光が当たらず、風通しの良いところがいいでしょう。
振動や騒音については、基本的に臆病な個体が多いので、
人間が通るたびに振動が伝わってしまうドアの近くや、
振動や音が伝わりやすい壁に密接させて置くことは、
ハムスターにとってストレスの原因ともなるので避けましょう。
環境が原因になっている時の対応
気温が高すぎると熱中症に、低すぎると冬眠状態に
なってしまっていることがあります。
熱中症の疑いがあるときには
人間用のスポーツドリンクを5倍以上に薄めたものを
スポイトで3滴ほど与え、
それ以上暑くならない様に病院に連れていきます。
病院に向かうまでに、急激に冷やしてしまうことは
万が一他の原因で弱っていた場合には
体力を奪う逆効果となるので、
あくまでハムスターにとって
快適な温度内、20度を保って病院に向かいましょう。
冬眠状態になっている疑いがあるときには
- 1分の間に数回ゆっくりと呼吸をしている
- 丸まって寝ている
- 体自体は柔らかい
以上に当てはまれば冬眠状態の可能性が高いです。
関連記事:ハムスターが疑似冬眠をした!?生死の見分け方や起こし方は?
手に包んであげるなど人肌で温め、
体の血行を促進させるため背中などをさすってあげましょう。
急激に温めると心臓に負担がかかり、
そのまま死んでしまうこともあるので、
あくまでゆっくりと温めてあげることがポイントです。
1時間ほどで少し動きを見せますので、
ぬるま湯で解いた濃度30%程度の砂糖水を
スポイトで一滴口元につけて
水分補給とエネルギー源をあげましょう。
様子を見て数回繰り返します。
その後も温め始めから、3時間程度は温め続けましょう。
およそ3時間温めると、自力で歩ける様になりますので
適正な温度に置かれたケージ内に戻してあげましょう。
2、病気や怪我が原因
ハムスターがぐったり弱っていることに加えて、
- 出血
- 脱毛
- 下痢
- お腹の腫れ
- 目やに
- 鼻水
- くしゃみ
などが確認できるときは、怪我や病気が原因となっているので、
大至急、病院に連れていきましょう。
同様に、便をしない・尿をしない時も
腸閉塞や尿結石といった病気の可能性があるので、
病院に連れていきます。
また弱っているハムスターを触ったときに、
普段は平気なのに噛もうとしたり、鳴くときは、
目視できなくとも怪我をしている場合があります。
環境を大して変えていないのに
ハムスターの様子が普段と違うならば、何らかの原因があります。
素人判断は危険ですので、ハムスターの健康のためにも
病院に連れて行くことを進めます。
3、老化が原因
ご自宅のハムスターが2歳を超えているならば、
立派なシニアハムスターです。
急にグッタリした、拒食になったのではなく、
- 徐々にゆったりと寝ている時間が増えた
- 餌を食べる量が少しずつ減った
- 動きがゆっくりになってきた
のであれば老化現象でしょう。
高齢になると、体温管理が苦手となってくるので
今まで以上に気温の管理には注意してあげましょう。
また腎臓が弱い個体は特に寒さを苦手とするので
25度前後を保ってあげましょう。
関連記事:ハムスターは老化するとどんな症状・変化が出てくるの?
弱っている時の食べ物に関して
まだ食欲はあるものの食が細くなっているときには、
与えているペレットを粉にし、お湯やハムスター用のミルクで、
柔らかく練ってペースト状にしてあげるといいでしょう。
ほとんど食べなくなってきた頃には
- ペレットをさらにゆるくまで解いたもの
- 嗜好度の高い野菜を柔らかくしたもの
をスプーンに乗せ口元に持っていき、食べさせます。
それでもダメな時は、
濃度30%程度の砂糖水を3滴ほどスポイトで与えて、
体温維持に必要なカロリーを摂取させてあげましょう。
まとめ
ハムスターが弱っている主な原因は、
「環境」「病気や怪我」「老化」です。
以下は今回のまとめです!
- 適正温度20度〜24度以上で熱中症の可能性
→ 5倍に薄めたスポドリを与え、ハムスター適正温度で病院へ行く。 - 適正温度20度〜24度以下で冬眠状態の可能性
→ 1時間人肌で温め、動きがあったら濃度30%の砂糖水を与える。
合計3時間経過するくらいまで温める。 - 適正湿度40%以下で呼吸がしづらい可能性
→ 加湿をする。
■病気や怪我が原因
- 出血・脱毛・下痢・お腹の腫れ・目やに・鼻水・くしゃみなどの
症状がある。 - 普段は平気なのに噛もうとしたり、鳴く。
- 弱っている状態に加え、以上の2点のどちらかの症状がある場合は、
病気や怪我の可能性が高いので大至急病院へ行く。
■老化が原因
- 気温を25度前後で保つ。
- 食欲がなくなってきている場合は下記のような工夫を。
■弱っている時の食べ物に関して
- 普段与えているペレットを粉にすりつぶし、
お湯やハムスター用ミルクでペースト状に。 - ペースト状ペレットを食べない場合は、
嗜好度の高い野菜を柔らかくしたものを。 - 上記がダメな場合は、
濃度30%程度の砂糖水をスポイトで3滴ほど。
ハムスターは環境の変化、特に気温の変化には敏感な生き物です。
温度には日頃から注意してあげましょう。
室内温度は高低差によってまちまちで計りづらいので、
我が家ではハムスター用に温度計を設置しています。
ハムスターのケージに貼れて、温度や湿度を図ってくれる温度計は
実際にハムスターが感じる温度を比較的正確に把握できるので便利です。
デジタル表示なので、パッと見でわかるのも嬉しいです!
また病気や怪我の場合は、ご自宅でのケアの前に、
まず医師に診てもらい適切な処置をしてもらうことが大事です。
ハムスターの体調の変化に気がついたら、
その子にあった対応をして、乗り切りましょう!
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